【お正月にニキビが悪化する理由】原因は「お餅」だった? 肌荒れを防ぐ食べ方と対処法
こんにちは。
ニキビ・ニキビ跡専門
本気のハーブピーリングサロン「アロンジェ」です。
毎年お正月が明けるころになると
「なぜかニキビが一気に増えてしまいました…」
「口まわりやフェイスラインが荒れてきました…」
というご相談が一気に増えます。
年末年始は、ケーキやピザ、おせち、高カロリーなお料理など
いつもより“ご馳走”を食べる機会が増えますよね。
その中でも、特にニキビ肌さんに注意してほしいのが、「お餅」
そこでこの記事では
- なぜお餅がニキビを悪化させやすいのか?
- それでも食べたいときに気をつけたいポイント
- ニキビを悪化させにくい「食べ合わせ」
- 食べすぎてしまったときのリカバリー方法
を、ニキビ専門エステティシャンの視点から、わかりやすく解説します。
正月明けにニキビが悪化しやすい主な理由

まず、年明けにニキビが悪化する大きな原因。それは
- 高GI(血糖値を上げやすい)な食べ物が増える
- 胃腸への負担が増える
- 夜更かしや生活リズムの乱れ
この3つが重なりやすいのが、年末年始…。
なかでも「お餅」は
- 血糖値を一気に上げやすい
- 消化に時間がかかる
- 体に「熱」をこもらせやすい
といった性質があり、炎症ニキビを悪化させやすい要注意食材になります。
お餅がニキビを悪化させやすいメカニズム

1. もち米に多い「アミロペクチン」で血糖値が急上昇
お餅の原料であるもち米には
アミロペクチンというデンプンが多く含まれています。
このアミロペクチンは、白米以上に血糖値を上げやすい性質があり
- 血糖値が急上昇する
- それを下げるためにインスリンが大量に分泌される
- インスリンが皮脂分泌を刺激し、毛穴詰まりやニキビを育ててしまう
という流れが起こりやすくなります。
いわゆる「高GI値食品はニキビを悪化させやすい」と言われるのは
この血糖値とインスリンの関係が大きく影響しているからなんですが、中でもアミロペクチンはよりダイレクトに炎症ニキビに繋がりやすいんです…。
2. 胃腸に負担がかかり、口まわり・フェイスラインに出る
「お餅は腹持ちがいい」とよく言われますよね。
これは言い換えると、「消化に時間がかかる」ということでもあります。
お餅は粘り気が強く、消化に時間がかかるため、
- 胃腸に負担がかかりやすい
- 食べすぎると「胃もたれ」状態が続きやすい
といった状態になりやすいのです。
東洋医学や体質ケアの観点では、
胃腸が疲れると、そのサインが「口周り・あご・フェイスラインのニキビ」として出やすいとされています。
3. 薬膳的には「温性」で、炎症ニキビの熱を助長しやすい
薬膳の観点から見ると、お餅は「温性」に分類され
体に熱をこもらせやすい性質があります。
すでに
- 赤く腫れた炎症ニキビが多い
- ほほやあごが熱っぽく、ほてり感がある
こういった状態のときに、温性のものを摂りすぎると
肌の「熱」を助長してしまい、炎症が長引いたり、悪化しやすくなることがあります。
お餅を食べても大丈夫?肌を守る「賢い食べ方のコツ」

ここまで読むと
「じゃあ、お餅は一切食べちゃダメ?」
と思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
お餅そのものが「毒」なわけではなく
- 量
- タイミング
- 食べ合わせ
この3つを工夫することで、ニキビ悪化のリスクをかなり下げることができます。
ニキビを悪化させにくい「3つの鉄則」
- ① お餅を単品で食べない(食物繊維と一緒に)
→ 先に野菜・きのこ・海藻などを少量食べてから、お餅を食べると血糖値が上がりにくくなります。 - ② 1日の目安は「2個まで」
→ 小さなお椀で何杯も…ではなく、個数で上限を決めておくと食べすぎを防げます。 - ③ 夜遅く(20時以降)は避ける
→ 夜は代謝が落ちているため、脂肪として蓄えられやすく、胃腸にも負担が大きくなります。
この3つだけでも意識していただくと
「お餅を食べたい気持ち」も「ニキビを悪化させたくない気持ち」も、どちらも大切にしながら過ごすことができます。
ニキビ専門エステティシャンおすすめの「お餅の食べ合わせ」
ここからは、ニキビができやすい方におすすめの「お餅の食べ合わせ」をご紹介します。
| 食べ方 | 肌へのメリット |
|---|---|
| 大根おろし(◎一押し) | 大根に含まれるアミラーゼがデンプンの消化を助け、胃腸への負担を軽くしてくれます。 胃腸疲れからくる口周り・フェイスラインのニキビ対策におすすめです。 |
| きな粉 | きな粉は食物繊維が豊富で、さらに大豆イソフラボンが女性ホルモンバランスをサポート。 血糖値の急上昇をやわらげてくれます。 ※上白糖ではなく、三温糖やてんさい糖を少量にするのがおすすめです。 |
| 納豆 | 納豆などの発酵食品は腸内環境を整える味方。 腸のコンディションが整うと、炎症を起こしにくい肌づくりにもつながります。 |
甘いおしるこや砂糖たっぷりの磯辺焼きばかりになってしまうと、どうしても血糖値の乱高下&皮脂分泌アップにつながりやすくなります。
できる範囲で、「消化を助けるもの」「血糖値を穏やかにしてくれるもの」を一緒に取り入れてあげてくださいね。
「食べすぎてしまった…」と感じたときのリカバリー方法
「気をつけていたつもりなのに、つい食べすぎてしまった…」
そんなときは、次の日以降の過ごし方でリカバリーしていきましょう。
翌日にできる3つのリセット習慣
- ① 水分をしっかり摂る
糖質や老廃物を体の外に流しやすくするためにも、こまめな水分補給を。
甘いジュースではなく、お水やノンカフェインのお茶がおすすめです。 - ② 食物繊維+タンパク質中心の食事に戻す
炭水化物を控えめにして、野菜・きのこ・海藻・豆類・魚・肉・卵などを中心に整えましょう。 - ③ 炭水化物の量を一時的に控えめに
パン・麺・甘いお菓子などの量を少し控えめにし、血糖値を乱高下させないようにするのがポイントです。
それでも
- 赤みや腫れがどんどん強くなってきた
- 触ると痛い大きなニキビが増えてきた
という場合は、早めのケアが悪化防止のカギになります。
ホームケアだけでは不安な場合は、ぜひご相談下さい。
まとめ:お餅と上手につき合いながら、ニキビ悪化を防ごう
お正月明けにニキビが悪化しやすいのは、
- お餅などの高GI食品で血糖値が乱れやすい
- 胃腸への負担が増えやすい
- 「温性」の食べ物が炎症の熱を助長しやすい
といった理由が重なりやすいからです。
ですが
- お餅を単品で食べない
- 1日2個までを目安にする
- 夜遅くの摂取は避ける
- 大根おろし・きな粉・納豆などと組み合わせる
といった工夫をすることで、「お餅も楽しみながら、ニキビ悪化を防ぐ」ことは十分に可能です。
お正月の食卓は、心も体もホッとする大切な時間。
ぜひ、ご自身の肌と体調に耳を傾けながら、ニキビをいたわるお正月の過ごし方を意識してみてくださいね。
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